第6回 介護老人保健施設しょうわ
介護老人保健施設 しょうわ

はじめに
今回、お邪魔したのは春日部市にある「介護老人保健施設 しょうわ」です。
なぜかというと・・・・・この施設では施設内で飼育する犬・ヤギ・ニワトリなどのどうぶつを使ってアニマルセラピーを毎日行なっているのです。
ボランティア団体などが不定期に老人施設に赴きアニマルセラピーを行なうことは良く聞きますが、ここでは散歩などのリハビリにどうぶつが毎日活躍しています。
この施設は理念がしっかり確立されていて本当に素晴らしい施設でした。是非、ご一読ください!
お話を伺ったのは・・・・・・

保育課 課長の板橋さんと広報担当の山田さん
1.施設概要
1)場所
埼玉県春日部市下柳1088 電話番号 (代表)048-718-2111

春日部駅東口からタクシーで10分ほどの旧庄和町の下柳にあります。回りは住宅地と農地が混在している静かなところです。
2)基本理念
「家で死ぬ」
この意味するところの「家」とは人の“生きざま”の凝縮された形だそうです。そして死と言う人生の終点までその人らしく生き、その人らしく最期を迎え、そしてその人の思い出を残された家族と共有することだそうです。
勝手な解釈をさせてもらえば「笑顔で最期を生き、そして死を迎えてもらう」と感じました。

広々とした吹き抜けのホールでは毎日誕生会などのイベントが開かれています。
この理念を柱にリハビリなども「楽しくなくてないけない」と考え、その一環としてアニマルセラピーがスタートしました。
2.アニマルセラピー
1)施設内のどうぶつたち
この施設の中には犬が22頭(子犬が2ヶ月前に9頭生まれたばかりです)・ヤギが7頭・ニワトリが26羽生活しています。

犬はそれぞれ訓練されていて人間に危害を与えることは絶対にありません。
そこで、彼らの役割ですが、犬は普段ごく普通にホールの中をうろうろしています。また、一定の時間になるとお年寄りの皆さんと散歩に出掛けます。

ゆっくりゆっくり歩きます!

お年寄りの皆さんは毎日顔を合わせる犬ですから、名前や個性を把握した上で散歩したり声を掛けたりしていました。

この、笑顔が全てを物語っていませんか?
散歩の途中でヤギやニワトリにエサをあげたりして帰ってきます。
2)アニマルセラピーの効果
上の写真の笑顔をを見ていただけるだけでもその効果が絶大なことがわかると思います。施設の建物の中では見られないとのことです。
そのほかにも、 数え切れない事例があるそうです。
例えば、何もかも嫌になってしまいウツ病になった方のお話です。この方が施設に来たとき、たまたま飼っていた犬と同じ名前の犬を見つけ可愛がっているうちに快復したとのことです。
また、引きこもり老人の方が犬に会いたいがために家から出てくるようになりジャーキーをたくさん持って訪れるようになったとか・・・・・たくさんの事例を聞かせていただきました。
さらに、心のケアだけでなく自分の意思でどうぶつにエサをあげたいと思い歩くのと無理やりリハビリで歩かされるのとでは快復のスピードがまったく違うそうです。
3.チャイルドセラピー
この施設ではアニマルセラピーのほかになんとチャイルドセラピーも行なっています。

この子達は実は職員のお子さん達です。いわば福利厚生施設でありながらお年寄りを癒す大きな戦力になっているのです。
お年寄りの皆さんは授乳をしたり子供達と一緒に食事したり遊んだりすることでリハビリになるようです。
また、逆に核家族化が進んだ中で子供達がお年寄りと触れ合える貴重な体験になったいるとのことでした。
編集後記
今回取材させていただいた板橋さんの印象的な言葉です。
「お年寄り・子供・どうぶつと接していて共通するところは命に接しているということです。私達は声無き声を聞かなくてはならないと感じております。ただ、それぞれの命と接していくことで相乗効果が生まれ奥深い勉強を日々させていただいております。」
職員・お年より・子供・どうぶつが本当に笑顔で共同生活をしている大家族これが今回の感想でした。
お忙しいところ取材にご協力をいただきましてありがとうございました!!!






